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日本版NP、看護の専門性はどうなる?

日本版NPが、どうしても納得いかない。その理由は、

 

まず米国のNP(Nurse Practioner)とは、

看護師免許取得後大学院で2年間の追加教育が必要、資格試験を受けなければならない。

医師とSCA(Standard of Care Agreement )結ばなければならない。

SCAでは、質に関する項目の最低年一回のレビュー、医師や上級看護師不在時の計画

患者管理で両者間で異論が生じた場合の解決プロセス等がある。

年収は8万ドル以上で、看護師より高額である。

開業権があり、NPは看護を主体に患者のニーズに細やかに答えるために、資格をとり

医療行為(簡単な薬の処方や治療等)ができる。医療行為や処方に関するトラブルは

NPの責任である。

 

米国のPA(Physician Assistant)とは、

大学卒業後、Medical Schoolおよび提携病院で2~3年間のPA養成コースを修了する。

医師の監督下におかれた医師の助手である。

PAが医療行為を行うとき、医師が傍にいるか、電話連絡取れることが必要となる。

年収は8万ドル以上。開業権はない。

医療行為や処方に関するトラブルはPA自身だけでなく、雇用してる病院及び

superviseしている医師にある。

 

日本版NPは、「医師の指示のもと」特定行為の研修を受けた看護師が特定の医療行為

をすることになっている。つまり米国でいうPA=医師の助手ということになる。

だから、特定行為に係る研修を受けた看護師は大方医局の所属になっている。

NPとして、看護を主体に、患者のニーズに答えていけるのだろうか?と疑問である。

 

医師のいない地域には、必要な存在であると期待はしている。

しかし、大・中病院で、クリニカルパスの実施、看護記録の電子化、日本版NPの広がり等々の中、

果たして看護の専門性は発揮できているのだろうか。

在院日数短縮の中、医師の指示の実施、クリニカルパス通り早く退院させることに

なってはいないか。

 

適時調査の指摘事項にどの地域でも毎年書かれている「看護計画を個別に立案し、

それに基づくケアを実施すること。また看護計画および実施計画の評価を行い、

適切に見直すこと」等について、現実をみると、果たして改善しようとしているのかと

疑問を抱いてしまいます。

 

看護の専門性がなくなってしまう・・・心配です。

 

 


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