病院研修、看護研修・セミナーを主催する(有)ナーシングサポートセンターすばる

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看護の格差、看護に期待できない?

久々のブログの投稿です。

長年、看護という職業に関わってきたのですが、今後の看護が心配になります。

私は今、病院内の研修で看護師の教育に関わっています。

私が現役の頃は、「看護とは何か」「看護の専門性を発揮するということはどういうことか」と日々、本を読んだり、研修に実費を費やし学んだものです。

当時は、看護管理者研修もあまりなかった時代でした。

外国の講師が来日すれば、参加費に加え、交通宿泊費と7~8万円も使っても惜しいと感じたことはなかったです。むしろ、こういう機会だからこそ参加しなくてはと考えていました。

 

現在の現役看護師に看護の学習について聞くと、本も読まない、自主的に研修に行く人もいないという状況です。

 

看護師からは、「勉強したのは学生の時以来です」「それは苦手」「忙しい・・・」等々、言い訳の言葉が聞かれ、自分の看護能力を高めようとする姿勢は伝わってきません。

看護管理者からは「病院はお金がないから・・・」など、研修を組むのは難しいと言われます。(「どうするの?企業は一人3~4万円を使って人材育成に力を入れているのに・・・、病院・看護の質が良くなれば、お金は出してくれますよ。交渉も看護管理者の重要な役割です」と思わず言いたくなります)

 

看護師から発する言葉は、自立している専門職とは言いがたい言葉ばかり。

 

今TVでも健康番組が多いし、一般人のほうが医療の知識が高まっている現状の中で、

「口腔ケアは、朝は忙しいからできない。口腔ケアは歯科衛生士がする」

「リハビリは、理学療法士がする」

「環境整備は看護助手の仕事」

「身体拘束は、人手が足りないからする」

 

知人が入院した時の開示された看護計画には、

胃ろうチューブが入ってないのに、胃ろうチューブの管理などの文言が書かれています。

また、ある高齢者が入院した際、

看護師から「転倒するから、歩かないように」と注意を受け、じっとしていると歩けなくなると心配していましたが、

他の患者さんから「ここの看護師は皆そういう。看護師が見てないところで歩けばいいよ」と言われたそうです。看護師からは、歩行訓練をしてもらうこともありませんでした。(むしろ一般の方のほうが、健康に過ごすための方法を考えているのでしょう。)

 

国の方針は、患者が自宅で生活できるように診療報酬でも意図が見えてきますが、働いている看護師は日々業務のノルマをすることが仕事になっているようです。現場では、次のようなことが起こっているのです。

人権の尊重ではなく、身体拘束の実施、オムツの使用。

適時調査にある“患者に応じた個別の看護計画の立案”を行うこともなく、電子カルテのコピー&ペーストで書かれ、看護計画をみて看護をすることはありません。また、「当院は、クリニカルパスだから、看護計画はいらない」という看護師もいました。

肺炎の死亡率が3位人になっても、「忙しい」という理由で朝の口腔ケアはできませんと。

 

組織の“たこつぼ化”が起こっているので、世の中の変化を感じずに日々過ぎていく感じです。

患者家族から、「今まで自宅で介護していたが、口の中がこんなに汚くなることはなかった」と言われたそうですが、看護管理者には暖簾に腕押しでした。

 

雑誌で書いている看護への取り組みや新たな情報の記事には、看護としてやるべきことに奮起させられますが、上記の看護の状況もよくあることです。

 

看護の格差が大きいのでしょう。

どこにいけば、いい看護が受けられるのでしょう。

 

これから高齢社会で看護に頑張ってほしいのに、看護に期待できない現状を見るにつけ悲しくなってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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