病院研修、看護研修・セミナーを主催する(有)ナーシングサポートセンターすばる

(有)ナーシングサポートセンター すばる

2019年8月の記事

患者は「看護師は専門性を発揮してくれた」と実感しているのでしょうか?

以前、看護系の雑誌で、オーストラリヤやカナダで看護師不要論が検討されているという記事を見ました。

「なぜ?」と疑問でした。

 

日本では、医療法や診療報酬で看護師の人数が決められているので、病院で看護師がいなくなることはありません。しかしアメリカでは病棟の看護師長がマネジメントするので、看護師の雇用についても看護師長に任せられていると聞いたことがあります。日本では看護師の人数を法によって決められているので、ある意味看護師の雇用は守られているのです。

 

しかし、今の看護の現状を見ると、「診療の補助」をしておくことが看護であると思っている人もいます。看護の専門性(看護の独自性、自律性等)を発揮していると声を大にして、言えない状況もあります。

「私の病棟はクリニカルパスで看護してます」と。クリニカルパスは、スケジュール表なので看護計画は書かれていません。

 

在院日数が短縮する中、クリニカルパス通り、手術や検査して退院。パス以外のことは何もありません。たとえば平成29年近畿厚生局の『適時調査における指摘事項』に「看護計画を個別に立案し、それに基づくケアを実施すること。また看護計画及び実施計画の評価を行い、適切に見直すこと」とそれ以前にも毎年書かれています。

 

看護の専門性を発揮し個別の看護計画を立てて、患者の問題解決しなければ、本当に看護師不要の状態です。

診療の補助は、医師が准看護師に指示すれば、法的に問題ありません。

 

保健師看護師助産師法で、准看護師は次のように定義されています。

  都道府県知事の免許を受けて、医師、歯科医師又は看護師の指示を受け、傷病者若しくはじょく婦に対する療養上の世話又は

  診療の補助を行うことを業とする者

 

つまり、看護師でなくても、医師の指示さえあれば、准看護師は診療の補助業務はできるのです。ただ今は看護師の必要性は法に守られているだけです。

患者にとって、看護師がなくてはならない存在だと思ってもらえる日がどんどん遠くなっていく気がしてます。

 

                             

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